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  • 2014.05.13 Tuesday

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    小悪魔な天使(3)

    • 2012.01.24 Tuesday
    • 23:39
    JUGEMテーマ:ジャニーズ


    小悪魔な天使(3)

    ※妄想オンリーです(´・ω・`)お気をつけください・・・・・・・


    『』 ・・・・ 小悪魔天使 (かめちゃん)
    「」 ・・・・ ゆっち
    () ・・・・ たっちゃん



    くすくすくす・・・・・・

    大学に来ると、周りのみんながオレを見て笑ってる・・・・・



    (・・・・・・・お前がなんでそのぬいぐるみ持ってんの・・・?オレがかめちゃんにあげたのに・・・・・)

    上田が恨みがましい顔で見てる。


    そう、オレは今、大学に「おしりかじり虫」のぬいぐるみ持参で来ている・・・・・・


    「みてー!あれ、ぷっ・・・・ふふふ・・・・」

    周りの笑い声が聞こえる・・・・・


    も、も、ものすごい恥ずかしい・・・・・・

    しかも隣では上田がにらんでるし・・・・・・


    なぜ、俺がこんな窮地に立たされることになったのかというと・・・・・・


    昨日・・・・・昨日、オレが誘惑に負けたから・・・・・・・・



    〜〜〜昨日の回想はじめ〜〜〜〜〜


    『・・・・・・・・・』

    天使がぷうーーーっとほっぺを膨らませて、あひる口をしている・・・・・


    「だから、悪かったって・・・・」

    オレが言い訳しようとすると、天使はオレがハンカチで作った布団の中に入ったまま
    オレをちらっと恨みがましく見上げてから、ぷいっとそっぽを向いた。


    「なあ・・・・・ちょっと遅れただけだろ?」


    『・・・・・・・あの長い棒が8になるときに帰ってくるって言った・・・・・今、11になってるし・・・・」

    口を尖らせたまま、天使がハンカチのなかに隠れる。



    天使がほっぺを膨らませてる原因は・・・・・・・

    オレがバイトの帰りに仲間と飲んできて、約束の時間を過ぎてしまったこと・・・・


    なんだか、結婚して怖い奥さんをもらったような気分なんですけど・・・・・・


    なぜ・・・・・・・・・(汗)



    「バイトの付き合いなんだから、しょうがないだろ!」

    オレがそう言って、ハンカチをめくると


    天使が急いで枕に顔を押し付けて隠す。


    「おい!かめ!いい加減、機嫌直せよ!」

    オレが嫌がるかめを無理やりひっくり返して顔を見ると・・・・・


    『・・・・・・・・・・う・・・・・・・・うっく・・・・・・・・・・』

    かめが一生懸命、一生懸命に涙をこらえてた・・・・・


    ぎゅうーーーーっとつぶった目が・・・・・・つらそうで・・・・・・・


    胸が痛い・・・・・



    そうだよな・・・・
    オレは急に後悔に襲われる・・・・・


    かめはなんにもわかんないのに・・・・・・

    オレ、8になったら帰ってくるって約束したのに・・・・・

    3時間もずっとずっとかめがオレが帰ってくるのを待ってたのかと思うと
    自分がすごくひどいことをしたような気がする・・・・・・・


    「だってさ、かめが携帯とか持ってたら連絡できるんだけど、ないし・・・・」
    一応言い訳してみると

    『けいたい・・・・?』
    かめが泣き顔のまま、首を傾げた。


    そっか、携帯知らないか・・・・


    「離れててもお話できる道具だよ」

    オレはかめの頭をなでなでしながら、そう言う。

    つやつやの手触りが気持ちいい・・・・・・


    『離れててもお話できたらいいの・・?』

    かめが涙の残る目で、きょとん、とオレを見上げる。


    オレは涙をふいてあげながら、「そうだよ」と優しく答える。



    『・・・・・・・・じゃあ・・・・・これ・・・・・』

    かめが、大事そうに抱えてた上田からもらった大好きなおしりかじり虫をオレに差し出す。



    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?



    『これ持っていって。遠くにいてもお話できるから・・・』
    かめがオレにおしりかじり虫を押し付ける。

    「・・・・・・・・・・・・・・・え」


    オレは呆然としてそれを受け取った。
    い、意味がわかんねえんだけど・・・・・・・・・・・・・・


    『それ、ずうーーっと、持っててね?』

    涙の残るキラキラの目で、上目遣いでかめに見上げられて・・・・・・・


    オレは・・・・・・・・


    〜〜〜昨日の回想おわり〜〜〜〜〜



    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


    つまり、上目遣いに負けたってわけです・・・・・・・・


    そして、今、こんな窮地に・・・・・

    予想はしてたけど、やっぱかなり目立ってる・・・・・・


    かめは、天使の力を使ってテレパシーでおしりかじり虫に話をさせるらしい・・・・・


    つーか・・・・・・・・・なんで、おしりかじり虫・・・・・?
    もっと目立たないもんにしてくれ・・・・(泣)


    周りがみんなオレを奇妙な目で見てる・・・・・


    なんで、オレ、断らなかったんだろ・・・・・
    あの目、あの目が・・・・・・・・・

    あの目が悪いんだ・・・・・(涙)


    俺がかめの上目遣いを思い出してぼーーーっとしていると・・・・



    『ゆっちー!今日どの数字のときに帰ってくるーーー?♪』

    「おわ!」

    いきなり話し始めたおしりかじり虫にびっくりして、オレはぬいぐるみを落としそうになる。


    (あ!かめちゃんの声だー!そっか、テレパシーだね!)
    『あ、たっちゃんだーーー♪』

    上田が楽しそうに話しかけてる・・・・


    なんであいつはこんなに順応できるんだ・・・・・


    『ね、ゆっち♪どの数字になったら帰る?』

    首を傾げるおしりかじり虫にオレはしょうがなく応える。

    「えーっと、今日はバイトないから、5の数字になったときかな・・・」

    『わかったー♪』

    嬉しそうにそう言っておしりかじり虫は頭をうなだれて、静かになった。


    一方的だな・・・・・・・・・


    (もっとかめちゃんと話したかったなあ・・お前、また大学連れてこいよ)

    「やだよ!なにするかわっかんねーし・・・・」

    (つっまんなーーーい!じゃあ、オレが遊びに行っちゃおうっと♪今日、お前んち行くからね♪)


    来ること、勝手に決まってるし・・・・・・・


    大学が終わると、上田と共に家に帰った。

    「ただいまー」

    (こんちわー♪かめちゃんー♪愛しのたっちゃんがきましたよー♪)


    なに、そのテンション・・・・・


    「かめー?」

    部屋を見回すが、かめがいない。


    「あれ?どこいった?おい、かめー?」

    昼寝でもしてんのかと思ってハンカチのふとんをめくるが、姿がない。


    「あいつ、どこ行ったんだ?オレには時間に遅れるなとか言っておいて・・・・」

    (かめちゃーーーん、どこ行ったのーーーー?)
    上田がベッドの下を覗き込んでいる。


    出かけたことなんて今までなかったのに、おかしいな・・・・・・・・



    そのとき、いきなりおしりかじり虫が、うなだれてた頭を起こした。


    『ゆ、ゆ、ゆっちーーーーーー!う、ぐす、うう・・・・(泣)た、助けて・・・!』

    泣き声で叫ぶかめの声が聞こえた。



    「ど、どうした!?かめ!?」

    オレは焦って、おしりかじり虫に話かける。


    『怖いよー怖いー・・・・・・』

    かめはパニックみたいで、そう繰り返す。


    怖い!?なにが!?ど、どうしたんだ!?


    「かめ、なにがあったんだ!?」

    (かめちゃん!どこにいるの!?)

    上田とふたり、必死におしりかじり虫に話しかける。


    『わ、わわわ、わんわんが・・・・・わんわんが・・・・・怖いよーーーー・・・・・(泣)』

    「わんわん・・・・・・犬!?もしかして犬に襲われてんのか!?」

    (かめちゃん、飛んで!飛んで逃げて!!!!)

    『と、とべない・・・・・(泣)』

    とべないってどういうことだ!?


    「かめ、周りになにが見える!?どういう犬だ!?」

    『き、木とお空が見える・・・・・わんわんは、白と黒で・・・・・・すっごくおっきい・・・・・・・』

    木、木と空って・・・・・どこにでもあんじゃん!!!!!!


    「かめ、他にもっと特徴のあるものは!?特徴のあるものないのか!?」

    オレは必死に話しかけたが


    『う・・・・やだー!来ないでーー!こわいよーーーー!うう・・・・う、助けてーーーーーー!やめてーーー!(泣)』


    その言葉を最後におしりかじり虫はまたうなだれて、静かになった・・・・


    「おい!かめ!かめ!?」

    (かめちゃん!!!!どうしたの!?かめちゃん、なにか言って!!!!)


    ヤバイ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


    冷たい汗が噴出してくる・・・・



    (おい!中丸!!!!この辺で白と黒ででっかい犬どこにいる!?)


    「白と黒・・・・白と・・・・・・・・・・・・・・」

    オレは頭のなかがパニックでなにも思い浮かばなかった。


    (なかまるーーーーー!)

    上田がオレを必死にゆさぶってくるけど、オレは頭が真っ白で・・・・・


    ただ、ただかめの泣き声だけがオレの頭のなかに響いていた。


    かめ・・・・・・・・無事でいて・・・・・・・・

    かめが悲しそうに涙をぽろぽろと流す顔が頭に浮かんで、オレはますます頭が真っ白になっていった。


    かめ・・・・・・・・・・・・・


    (続く)

    小悪魔な天使(2)

    • 2012.01.11 Wednesday
    • 20:53
    JUGEMテーマ:ジャニーズ

    妄想ストーリーの第二話です。
    完全に妄想オンリーの物語なので本当にご注意ください(´・ω・`)←真剣な顔・・・・のつもり


    小悪魔な天使(2)

    天使・・・『』
    ゆっち・・・「」
    たっちゃん・・・()

    ※ゆっち語りです



    どうやら本当に人形じゃなかったらしい天使が

    今、オレの目の前でなぜか

    プリンを食べている・・・・・・。


    『ねえねえ、たっちゃん、このプリンっていうのおいしーねー♪』

    夢中で食べているせいで、ほっぺにプリンが付いている。

    上田が普段オレには絶対に見せない優しい笑顔で
    天使のほっぺに付いたプリンをふいてあげている。


    上田のいたずらかと思って確認するために
    天使を大学に連れてきたのが間違いだった。


    なぜか天使が上田と意気投合している。

    なんで上田はなんの疑問もなくいきなり仲良くなれるんだ・・・・・


    (かめちゃん、オレの分もあげよーか♪)

    『ほんとー!?たっちゃん、大好きー♪』

    天使が飛んでいって上田のほっぺにチュウしている。


    天使は、かめ、というニックネームらしい。


    (なんでかめちゃんは中丸のとこなんかに来たの?オレのところに来てほしかったー)

    中丸のとこなんかに、ってなんだ。

    でも、オレも気になるから黙って天使の答えを待ってみる。


    『あのね、オレが大人の天使になるためには、
    人間の願いを叶えてあげなきゃいけなんだって。
    で、神様が、オレの相手にね、なぜかゆっちを選んだの。
    神様が、ゆっちの願いをかなえてきなさいって。
    オレは願いを叶えるまで帰れないの』

    天使のたどたどしい説明を聞いた後、オレはイスから立ち上がった。

    「え!?マジ!?ラッキー!!!じゃあオレ、新しいサッカーゲームほしい!」


    オレが早速願い事を言うと

    天使と上田がじぃーっと横目でオレをにらんでくる。


    「え?なに?」

    (天使に叶えてもらう願いがサッカーゲームって・・・・子供がサンタさんに頼んでんじゃないんだから・・・もっとマシな願いないわけ?)

    天使もうんうんと頷いている。


    「じゃ、じゃあいいとこに就職したい!」

    『そんなお願い、つまんない・・・』


    「じゃあ、現金百万円!」

    『お金100枚も出すなんてめんどくさいもん・・・・』


    「じゃあ、世界平和!」

    『そんな難しいねがいごと、神様じゃなきゃムリだし』

    天使はアヒル口して拗ねている。


    「・・・・・・・願い叶える気ないだろ」


    『ばれた?』

    天使が首を傾げて、てへっと笑う。


    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんだ、それ


    「ばれた?じゃないだろ!願い叶えなきゃお前、帰れないんだろ!?」

    そう言うと、天使が急に涙目をしてオレを見上げてくる。


    「な、なに・・・・・・・・」

    オレはちょっとひるむ・・・


    天使が涙を浮かべながら、見上げてきて

    『ゆっちはオレに帰ってほしいの・・・?』


    そ、そんな悲しい顔で見るなー!

    捨てられた子犬みたいで良心が痛む・・・・・・


    「そ、そういうわけじゃないけど・・・・」

    『じゃあ、いてほしい・・・?』

    「そういうわけでもないけど・・・・」

    天使がうるっと目を潤ませる。
    涙がほっぺを伝う。

    (中丸、さいてー。かめちゃん、かわいそう・・・・)

    いや、だって、そんなこと言われても・・・・・


    『ゆっち、オレにあんなことまでしたくせに、そんなこと言うの・・・・・・』

    天使はうつむいて、さらにぽろぽろと涙をこぼす。

    (え!なになに!?かめちゃん、なにされたの!?
    ことと次第によっては、オレが・・・・・・・)

    上田がオレを睨みながら、こぶしを自分の手に当てている。

    ヤバイ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


    『あのね、ゆっち、オレのおし・・・・・・』

    「わーーーーーーーーーーーーーーーーー!
    わ、わ、わかった!いてほしい!いてほしい!いてほしいです!」

    『・・・・・ほんと?』

    「ほんと!ほんと!」


    『わーーい!やったあ!たっちゃん、プリンちょーだい♪』

    (よかったねー♪かめちゃん♪いっぱい食べていいよ♪)

    『ありがとー♪よかった♪オレ、もうちょっと人間界にいたいもん♪』


    さっきまで泣いてた天使が、にこやかに上田のプリンを食べている。


    ・・・・・・・・・・・なんか騙された気がする・・・・・・・・・・・・・

    てか、オレ、脅されてないか・・・・・


    (ねえねえ、かめちゃんは天使なんだよね?悪魔もいるの?)

    『うん、いるよ♪オレは天使なんだけど、ちょっと変わってて
    天使のなかでも小悪魔っていう珍しい種族なの♪』

    (へえー!小悪魔ってほんとにいるんだ!)


    小悪魔・・・・・・・・・・・・・


    そんな天使いんのか・・・・?

    どっちかっていうと、悪魔に近いんじゃ・・・・・・・・


    でもなんか納得・・・・・


    にこやかにプリンを食べる天使を見ながら、オレは


    神様、どうせ寄越すなら、ふつーの天使を寄越してください・・・・・・・


    と、神様に早速お願い事をしていた。



    つづく。

    小悪魔な天使(1)

    • 2012.01.09 Monday
    • 12:59
    書くことがたくさんあるのに・・・・新年早々、妄想ストーリーです(´・ω・`)・・・
    新幹線のなかで思いついたまま書きましたが、妄想オンリーなので、苦手な方はご注意ください(おじぎ)



    小悪魔な天使(1)

    ゆっち・・・「」
    天使・・・『』



    ある朝・・・・

    「ううー、さみぃー。でもバイト朝からだし・・・いかなきゃなあ・・・・」

    起きようとすると・・・・

    オレの首あたりにしがみついている小さな物体に気がついた。

    ひょいっと指で持ち上げてみると・・・・・・


    茶色のさらさらな髪

    きりっとした眉毛

    綺麗な切れ長な目は閉じている

    透き通るような白い肌

    ピンク色のくちびる

    白いワンピースのようなものを着て


    オレが指で掴んでるふわふわなものは・・・・・・・・背中から出ている真っ白な・・・・・羽・・・


    ・・・・・・・・はね?


    よくみると、頭の上にはわっかのようなキラキラ光るものが浮かんでる。


    「オレ、こんな人形持ってないけど・・・・・・・・」

    でも、よくできてる・・・

    じぃーっと見ていると、なんだかその人形が、すぅすぅ寝息をたてているような気がする・・・・・・・・・


    まさかな・・・・・・・


    試しに、羽をくすぐってみる・・・・・


    人形が、くすぐったそうに身をよじって、ふふ、と笑った・・・・・・・


    さ、最近の人形ってよくできてるんだなあー、ハハ・・・・・・


    それにしても、可愛いというかキレイな顔してんなー・・・・・


    オレがさらにじぃーっと顔を見ていると


    人形がぱちっと目を開いた。


    え?


    背中を冷たいものが伝う・・・・・


    まさか・・・・・・・


    『あー!ゆっち!ゆっちだー♪ようやく見つけたー♪』


    その人形は、オレの首元に嬉しそうに、きゅうっと抱きついてきた。

    背筋が冷たくなる。


    さ、最近の人形は、オレのニックネームまで知ってて、さらにしゃべったりするんだな・・・・・・・

    って・・・・・そんなわけねーし!


    恐る恐るみると、人形はオレにしがみついて、オレの首元でほっぺをすりすりしている。


    あ、あ、そうか!いたずらかー!


    誰かが声を録音して、話してるように見えてるだけだよな!

    そうに決まってる!


    上田か!

    こんないたずらすんのはあいつに決まってる!

    ったく・・・・・


    オレは人形の背中にチャックが付いてないか探す。

    羽を触るとくすぐったいみたいで、人形がきゃっきゃ笑いながら暴れる。


    チャックがない・・・・

    おかしいな・・・・・


    そっか!

    この服の中だ!!


    オレが勢いよくスカートをめくると・・・・


    ぷりんっとしたおしりが・・・・・・・・


    おしりまでよくできてるな・・・・


    ってか、この人形、パンツは履いてないんだな・・・・


    オレがマジマジとかわいくできているおしりを眺めていると

    天使の人形がオレを思い切り突き飛ばして

    パタパタと羽で飛びながらオレのほうを振り返った。


    真っ赤な顔をして涙目でオレをにらんでくる・・・・・

    おしりのあたりを手で抑えて

    上目遣いに、アヒル口・・・・・


    うるうる涙目で見上げてきて・・・・・


    な、な、なんか・・・・・この天使・・・・・いろんな意味でヤバい・・・・・・・・


    『ゆっちのエッチ・・・・・』


    その天使は、オレを潤んだ目で見上げながらか細い声でそう言った。



    つづく



    すみません(´;ω;`)←とりあえず謝る

    小悪魔なオオカミちゃんと羊のゆっち(1)

    • 2011.08.07 Sunday
    • 11:42
    JUGEMテーマ:ジャニーズ
     
    RUN FOR YOUのPVメイキングからスタートしたつっくの妄想話です。

    妄想話が苦手な方はご注意ください!


     
    小悪魔なオオカミちゃんと羊のゆっち(1)

    『』 ・・・・ 小悪魔なオオカミちゃん(和也) 
    「」 ・・・・ 羊のゆっち


    森の奥に羊のゆっちが住んでいました。

    ゆっちは穏やかで優しい性格で、のんびり本を読みながら日向ぼっこをするのが好きでした。

    今日もゆっちは日向ぼっこをしていましたが、いつの間にかウトウトと眠ってしまっていたようです。

    ふと、目を覚ますと隣で誰かがもぞもぞする気配がします。

    びっくりして飛び起きると、オオカミの耳としっぽと肉球付の手が見えました。

    「げ!!!!!オオカミ!?」

    ゆっちはあわててよけようとしましたが
    オオカミはきゅうっとゆっちの腕の当たりをつかんで離しません。


    ゆっちがびっくりして見ると、そこにいたのは
    確かにオオカミですが、天使のようにカワイイ寝顔の子でした。


    オオカミは本来は、羊の天敵です。
    早く逃げないと食べられてしまうかもしれません。

    でも、ゆっちはなんだか、すうすうと寝息を立てて天使みたいな顔で眠るその子から離れることができませんでした。

    そっと頭の毛をなでてみると、金色に透ける髪がさらさらと揺れました。

    髪の間から長いまつげの目が見えます。

    白くてきれいなお肌とアヒル口になっている薄いピンク色の唇が見えます。

    ゆっちはなんだか、目を離すことができなくなっていました。

    そのとき


    『うううーーーん・・・・・・』

    もぞもぞしながら、その子が目を覚ましました。


    ゆっちはごくり、とつばを飲み込みました。

    ゆっくりとその子は目を開けました。


    切れ長のキラキラと光る目を開くと、その子はゆっちをじいっと見つめました。

    食べられるかもしれないのに、ゆっちはそれでも動くことができませんでした。


    『羊さん、毛ふかふかで、きもちーーー』

    オオカミのその子はゆっちの胸のあたりに抱きついてきて
    毛にほおずりをして「ふふふ」と嬉しそうに笑っています。

    ゆっちはドキドキして心臓が口から飛び出そうで、固まっていました。


    『ねえ、羊さん名前なんていうの??オレは和也っていうの』

    抱きついたまま、和也が上目遣いで見上げてきました。

    「ゆ、ゆっち・・・・・・・」

    ゆっちはなんとか言葉を発しました。


    『ゆっち・・・・・?ねえ、ゆっち、ドキドキしてるね・・・・・』

    和也はゆっちの胸に耳を当てて、ふふと笑いました。


    和也は嬉しそうにゆっちを見上げると

    ぺろっとカワイイ舌を出してゆっちに近づいてきました。

    そしてアヒル口をかわいく突き出して

    ゆっちの唇にぎりぎりまで近づいて、チュッチュと可愛くチュウのおねだりをしてきました。


    ゆっちはどうしたらいいかわからなくて固まりました。

    ゆっちは恋をしたこともないし、ましてやチュウなんてしたことありません。


    ゆっちが固まったままになっていると

    和也は上目遣いのまま、嬉しそうに笑って、自分の唇をぺろっとなめました。

    桜色の唇がつやつやと光っています。


    ゆっちは和也の唇から目が離せませんでした。


    『ねえ・・・・?ゆっちぃー・・・・・・オレの肉球ちょーふわふわなんだよ?さわって・・・・?』


    「・・・・・・・・・・・・・・・・え?」


    『さわって・・・・?』


    和也はゆっちに寄りかかるように抱きついて、手を差し出してきました。

    ゆっちは倒れそうでした。

    頭の中がパニックです。


    とりあえず、ゆっちは言われたとおり、和也の肉球にさわってみました。

    柔らかくて気持ちのいい感触がしました。

    『ね、ふにふにして・・・・?』

    また和也が上目遣いでかわいくおねだりしてきました。


    「ふ・・・・・・ふに?」

    ゆっちは混乱してる頭で、なんとか言われたとおりにふにふにしました。


    『ん・・・・・もうちょい強く・・・・・ん・・・・い・・・・・・』

    和也は目を閉じて気持ちよさそうにしています。

    ゆっちはなんだかやばいものを感じました。

    一気に汗が噴き出してきました。


    『ふふ・・・・・・きもちいーーーーーーーー・・・・・・・ゆっち、上手だね・・・・・?』

    和也はうっすら目を開けてゆっちを見上げてきます。


    だ、だ、だれか、助けてーーーーーーーーーーー


    ゆっちは心の中で小さくつぶやきました。


    このままではやばい、そう思うのに動くことができませんでした。


    ≪続く≫


    オチが思いつかないーーーーーーーーーーーーー!(泣)
    ので、とりあえず、続く(笑)


    KAT−TUN童話 小悪魔な赤ずきんちゃん(完結編)

    • 2011.06.26 Sunday
    • 11:22
    JUGEMテーマ:ジャニーズ


    赤ずきんちゃん和也『』
    ゆっちオオカミ「」
    聖オオカミ《》
    たっちゃんおばあさん【】
    じゅんのおかあさん()


    KAT−TUN童話 小悪魔な赤ずきんちゃん(完結編)


    『なんで、ゆっちとも聖とも結婚しちゃだめなの』
    和也は拗ねてアヒル口で言いました。

    カワイイくちびるがとがっています。


    五人は会議中でした。


    和也は2人と結婚したかったのですが、
    たっちゃんとじゅんのお母さんがそれを絶対に許しませんでした。


    【かずちゃんが、結婚するなんて絶対だめだめだめ!!ぜえーーーーったいに、許さないからね!!】

    たっちゃんはぷんぷん怒っています。


    『だから、なんで!』

    【かずちゃんがまだ子供だから!子供は結婚なんてできないの!!!】


    たっちゃんのその言葉を聞いて、和也はますますほっぺをふくらますと、ぷいっとそっぽを向きました。

    子供じゃないもん・・・・和也は心のなかで思いました。


    (和也はなんでふたりと結婚したいの?)

    じゅんのお母さんが聞きました。


    『だって、2人が家族がほしいって言ってたし、オレ、ふたりとも大好きなんだもん』


    和也が言いました。



    その言葉は、ゆっちと聖の気持ちをあったかくしました。


    大好きだって・・・・・・
    家族になりたいって・・・・

    そんなこと誰かに言われるなんて、初めてだ・・・・・


    ふたりは今にも天にも昇りそうなほど、嬉しくてたまりませんでした。



    【結婚したら、さっき教えたみたいなあーんなことや、こーんなこともされるんだよ!かずちゃんはそんないやらしいことされても平気なの!?】

    たっちゃんは和也に迫りました。


    和也はさっき聞いたことを思い出したのか、ほっぺをピンクに染めました。



    『・・・・・い、いいよ。ゆっちと聖なら』

    和也はつぶやくと、ゆっちと聖を上目遣いでちらっと見ました。


    ゆっちは飲んでいたお茶を思わずふきだしました。

    聖はイスから転げ落ちました。


    小悪魔ちゃんは真っ赤になって照れたように俯きました。

    《やべえ・・・・・》
    聖は、ハナヂを押さえました。

    「げっほ!げほげほ!!!!!!(苦)」
    ゆっちは抹茶が気管に入って、ものすごいむせています。


    【かずちゃん!だめだよーーー!(泣)とくにこんな中丸みたいなムッツリにかずちゃんがあんなことやこんなことされるなんて、オレ絶対にやだやだやだやだ!(泣)こいつ、きっとかずちゃんにリクルートスーツのコスプレとかさせるもん!!(泣)】


    ゆっちは、ぎくりとしました。


    たっちゃんは泣きながら和也に抱きつきました。
    おいおい泣いています。


    (お母さんも、和也がリクルートスーツのコスプレなんて、そんなの嫌だなあ。。)
    じゅんのも困った顔をしています。


    ゆっちは、なんでリクルートスーツ好きなことばれてんだ、と心の中で焦りました。



    和也は困りました。

    たっちゃんとじゅんのお母さんのことも、もちろん大好きなのです。


    でも、ゆっちと聖とも家族になりたい。

    ふたりとも、とっても優しいし、ハチミツ付きのホットケーキだってくれたし、それに寝る前に絵本だって読んでくれそうだし、ふかふかの毛で包んでだっこして寝てくれそうです。


    でも・・・・・・・リクルートスーツってなんだろう。


    和也はリクルートスーツを知りませんでした。



    そんなすっごい、いやらしいものなんだろうか・・・・・

    和也は考えました。

    でも、よくわかりませんでした。



    和也は困って、尋ねました。

    『オレが結婚しないで、ふたりと家族になれる方法ってないの??』



    (あるよー♪あのねー)

    じゅんのお母さんが口を開きました。




    −3日後−

    「な、なんかおかしくないか・・・・?なんでこんなことになったんだっけ・・・?」

    ゆっちがつぶやきました。


    【オレがなんでーーー!(泣)お前、お前が余計なこと言うからだよ!!!(泣)】

    たっちゃんは、じゅんのお母さんの肩を掴んで揺さぶりました。


    (ま、まあまあ、上ぴー、あきらめなよ(笑)ねー♪聖♪)

    じゅんのはにこやかに聖に話しかけました。


    《お、オレは嫌だ・・・・これは夢だ、夢に決まってる・・・・(泣)》

    聖は呆然として、ぶつぶつ言っています。



    ここは森の小さな教会・・・・・・・・・・


    和也は、はしゃいでいました。


    『たっちゃんとゆっち!聖とじゅんの、結婚おめでとうー!!これでみんな家族だねーー♪』



    そう、今日は二組のカップルの結婚式です。


    どうすれば、和也が結婚せずに五人が家族になれるのか・・・・・・・

    それを知ったときの和也の喜びようったらありませんでした。



    『今日はね、お祝いにうさぎさんたちと一緒にダンスしてあげるよ♪』

    和也はさっそく、うさぎさんたちと、仲良く踊っています。

    腰に手をかわいく当てて、首を傾げてにこっとしたり
    うさぎさんたちとぴょんっと飛び跳ねたり
    揃ったラインダンスを披露してくれたりしています。



    《か、かわいいけど、全然喜べねえ・・・・・・》

    (聖ー♪ これから仲良くしようね♪)

    《やだ・・・・・・・(泣)》

    聖の目には涙が浮かんでいました。


    【かずちゃーーん(泣)オレやっぱり・・・・・・】


    たっちゃんが、和也に泣きついて、やっぱり結婚しない、と言おうとすると・・・・・・


    『あ、そうだ!たっちゃん!はい、これお祝い♪』

    和也がなにか取り出しました。


    【なにこれ・・・・(泣)AOKI・・・・?】


    中を開けてみると、リクルートスーツでした。


    『リクルートスーツって、いやらしいものなのかと思って、くまさんに売ってる場所を聞いてドキドキしながら買いに行ったら、全然いやらしくなかったから、安心しちゃった♪
    はい、じゅんのにも♪』


    (ありがとー♪ 和也ーーー♪)

    【うわーん!(泣)かずちゃんのばかーーーーーーーーー!(泣)】


    (今夜さっそく着ちゃおうかなー♪ ね、ね、聖、似合うー?♪)

    《オレはそんな趣味じゃねえーーーーーーー!!!!!!(泣)》



    森にはたっちゃんと聖の叫び声がこだましました。



    『ね、ゆっち♪たっちゃんともイチャイチャしていいけど、たまにはだっこしてね♪』

    和也はそっとゆっちに囁きました。


    ゆっちは、嬉しくって恥ずかしくって頷くだけで精一杯でした。


    和也は、ゆっちのほっぺにチュウをしました。

    『前のお返しだよ♪』


    にっこりと笑う和也を見て
    ゆっちは幸せな気持ちになりました。


    こうして、森のなかにはひとつの家族が生まれました。

    ゆっちも聖も、もう寂しくありません。

    森のみんなも友達です。


    五人はわちゃわちゃ騒がしいながらも、楽しく仲良く暮らしました。


    和也は2組のカップルに気を使って、ほとんどはひとりで眠りましたが、
    たまに、聖やゆっちのふかふかの毛にだっこされて眠りました。
    とっても幸せな気分です。

    和也は自分がプレゼントしたリクルートスーツが
    そのあとどうなったのかとっても気になりましたが
    大人の話のような気がして、聞けませんでした。

    次のお誕生日が来たら、聞いてみよう。

    和也はそう心に決めて、ゆっちのふかふかの毛に顔をうずめて目を閉じました。


    おしまい!




    【あとがき】

    小悪魔な赤ずきんちゃん、完結です!

    昨日、親友ちゃんの家に行ったら、
    親友ちゃんの子供(もうすぐ5歳)が
    「〇〇ちゃーん!(←つっくの本名) あのね、赤ずきんちゃんのお話してあげる!!!」
    と突然言ってきて、とってもびっくりしたつっくでした。

    もちろん、普通の赤ずきんちゃんのお話でした(笑)

    KAT−TUN童話 小悪魔な赤ずきんちゃん(3)

    • 2011.06.21 Tuesday
    • 07:03
    JUGEMテーマ:ジャニーズ

    注意:完全につっくの妄想話です。苦手な方はご注意ください。


    赤ずきんちゃん和也『』
    ゆっちオオカミ「」
    聖オオカミ《》
    たっちゃんおばあさん【】
    じゅんのおかあさん()



    KAT−TUN童話 小悪魔な赤ずきんちゃん(3)



    『オオカミさん、どうして泣いてるの?』

    和也はゆっくりと起き上がると、ゆっちの前まで来ました。

    ゆっちは、和也に言われて初めて、自分が泣いていることに気がつきました。
    慌てて涙をぬぐいました。


    ゆっちは和也の質問に、なんて答えたらいいのかわかりませんでした。
    自分でもこの気持ちの正体がわからなかったのです。


    ゆっちが黙っていると、急に和也がカワイイ口をとがらせながら言いました。

    『もしかして・・・・オレにチュウしたのが嫌だったとか・・・?』


    和也はほっぺをふくらませて、拗ねています。



    「・・・・・・は?」

    意外すぎる問いにゆっちは固まりました。



    「・・・・・は?チュウって・・・・・・・・・・・え!?も、もももしかして起きてたの!?」

    ゆっちは腰を抜かしそうになりました。
    まさか、チュウしたことを和也本人に知られていたなんて!!!!!


    チュウしたなんて絶対嫌がられる!!!やべえ・・・・(泣)

    どうしようどうしようどうしよう・・・・・・・・(泣)
    ん!?でもさっき、この子なんて言った!?嫌だった・・・?嫌!?嫌だった?え?なにが!?(泣)どういうこと!?


    ゆっちがパニックっていると、和也がまた口を開きました。

    『ねえ、オオカミさん、名前なんていうの?』

    「ゆゆゆゆゆゆっちです!」

    ゆっちは異常なほど動揺していました。


    『ゆゆゆゆゆゆっち・・・?長い名前・・・』

    「ゆっち!」


    『ゆっち?』


    和也はゆっちの首にそっと手をまわしてきました。
    抱きつかれたゆっちは直立不動です。


    顔・・・・・・近いんですけど・・・・・・・・・・・・



    『・・・・・ゆっち・・・・・嫌じゃなかったんなら、もう1回・・・・・・、して・・?』


    和也は、『して?』のところで上目遣いでゆっちを見つめました。


    して・・・・・?


    して・・・・・って何を・・・・・・

    してって・・・・・・・・・・・・・・


    ゆっちは意識が遠のきかけました。


    ゆっちが固まっていると和也は

    『ね、優しくしてね・・・?』

    上目遣いでとんでもないことをゆっちに甘くささやきました。



    ゆっちは今度こそ気絶しそうになりました。


    優しく・・・・・・・
    やさしく・・・・・・って・・・・・・なにが・・・・・・


    頭の中が真っ白でぐるぐるぐるぐるして、もう訳がわかりません。



    そのときです。

    バアアアーーーーンというものすごい音とともにドアが開くと、聖オオカミとたっちゃんが入ってきました。


    【うちのかずちゃんになにしてんだ!!!!!】

    たっちゃんがすごい勢いでゆっちを突き飛ばしました。


    《おい!!!!!中丸!!!!遅いと思ったらお前なに抜け駆けしてんだよ!!!!!》
    倒れこんだゆっちを、聖がつかんで揺さぶりました。


    ゆっちは小悪魔ちゃんの色気にやられて呆然自失の状態です。



    《あれ!?中丸!?中丸・・・・?おい!!!!どーした!!!!大丈夫か!!!!》

    聖はゆっちの異変に気がついて、目を覚まさせようと必死に呼びかけました。

    聖は水を持ってきて、必死にゆっちに飲ませようとしました。


    たっちゃんは和也に聞いています。
    【かずちゃん!!!!こいつになんにもされてない!?大丈夫!?】



    『ん?あのね・・・・』
    和也が話そうとしたその瞬間・・・・・


    「わーーーーーーーーーーー!言っちゃだめーーーーーーーー!」
    ゆっちが突然目を覚まして大声で叫びました。
    本能でこのおばあさんにだけは、知られたらまずい気がしました。


    和也は大声にびっくりしてゆっちを見ました。


    ゆっちは口をパクパクさせて和也にジェスチャーで伝えました。



    言っちゃ、だめ


    和也はゆっちを見て、神妙な顔になると、うん!と大きくうなづきました。


    ゆっちは心からほっとして、聖が持ってきた水を飲みました。
    ノドがカラカラでした。



    そのとき、和也の声が聞こえました。


    『あのね、ゆっちにチュウされたんだよ♪』


    ぶーーーーーーーーーーーーーーーーっ


    ゆっちは水を大きくふきだしました。



    ぜんっぜん伝わってねえ・・・・!



    【てめえ・・・・!かずちゃんにチュウしただと・・・・?】
    たっちゃんが鬼の形相で振り返りました。

    《やべえ・・!な、なかまる!がんばって!ファイト!》
    聖はさっとゆっちから離れました。
    ゆっちは命の危険を感じました。


    和也が慌ててたっちゃんを引き止めました。
    『待ってよ!たっちゃん!オレ、ゆっちにチュウされて嬉しかったんだから!』



    「《【はあ!?】》」
    3人の声が重なりました。

    みんなびっくりして和也を見ました。


    もしかして・・・・・・・今、嬉しかったって言った・・・?
    チュウ、嫌じゃなかった・・・?


    ゆっちには和也の言葉が信じられませんでした。


    『それに、ゆっち、泣いてたんだよ?』
    和也が言いました。


    【泣いてた・・・・・?】
    びっくりしたたっちゃんが振り上げたこぶしを下ろしました。


    《なんで泣いたんだよ・・・》
    聖がゆっちに聞きました。


    「・・・・・・・・・わっかんない・・・・でも、オレ、家族がほしいなって・・・家族っていいなってそう思って・・・・・・」
    ゆっちはたどたどしく答えると、うつむきました。


    《なかまる・・・・・・・》
    聖もうつむきました。


    【なんか、それとチュウしたのとどういう関係があるのか全然わかんないんですけど・・・】
    たっちゃんがつぶやきました。



    『かぞく・・・・?ゆっち、家族がほしかったの・・・?
    ・・・・・・・じゃあ、ゆっち!オレと結婚しよ!』

    ニコニコと笑いながら、和也が、いきなりとんでもないことを言い出しました。



    「《【ええええええ!?】》」
    3人の声が再び重なりました。

    ゆっちなんて、声が裏返っています。

    和也は、ね、ね♪と言いながら嬉しそうにゆっちを見ています。


    ゆっちはなにがなんだかわかりませんでしたが、天にも昇るような気持ちになりました。
    とにかく嬉しかったのです。


    そこに・・・・・・・

    (和也ーーー!まだお嫁に行くなんて早いわよーーーー!!!!!!)
    突然、じゅんのお母さんが入ってきて、和也に抱きつきました。


    《どっから入ってきたんだよ!》
    「つーか、無理やりな女性口調がわざとらしいな」
    【どさくさにまぎれて、かずちゃんに抱きついてんじゃねーよ!】

    和也以外の3人は、口々にツッコミました。



    《っていうか!なんで中丸!?オレ!オレも和也と結婚したい!!!!!!》
    聖が手を挙げました。


    すると・・・・・・・・・・・



    『ん?じゃあ、聖も結婚しよ♪』

    和也がるんるんで答えました。


    しーーーーーーーーーーーーーーん・・・・・・・





    (か、和也・・・・結婚の意味ってわかってるよね・・・・?)
    じゅんのお母さんがようやく口を開きました。



    『知ってるよー!そのくらい!結婚すると家族になれるんでしょ?だから、ゆっちがおじいちゃんで聖がお父さんみたいになるってことでしょ?』

    和也は子供扱いされたみたいで面白くなかったので、口をあひるさんにして答えました。



    和也は結婚の意味を知りませんでした。



    【かずちゃん、結婚っていうのはね・・・?】
    たっちゃんが、和也の耳元でごにょごにょ囁きました。


    (和也、結婚はね・・・?)
    じゅんのも、和也の耳元でごにょごにょ囁きました。


    《しかも、中丸ならムッツリだからさらに・・・・・》
    聖もごにょごにょ囁きました。



    『え・・・・・・!』
    和也がびっくりしたように声をあげました。



    和也は真っ赤になって、目をうるうるさせて、ゆっちを見つめました。


    『ゆっち、そんないやらしいことするの・・・・?』



    「お前ら、なに教えてんだよ!!!!!!」



    【ね?かずちゃん、結婚なんてやめたほうがいいよ?】

    (そうだよ?和也、結婚なんてやめなよ)

    《いや、俺としよ?》



    でも、でも・・・・・・
    チュウされて嫌じゃなかったって・・・・・
    嬉しかったって・・・・・


    わちゃわちゃ騒いでいる四人を尻目に
    ゆっちは心の中にあったかいものが再び広がっていくのを感じました。


    第4話へ続く。

    KAT-TUN童話 小悪魔な赤ずきんちゃん(2)

    • 2011.06.17 Friday
    • 17:08
    注意:完全につっくの妄想話です。苦手な方はご注意ください。


    KAT-TUN童話 小悪魔な赤ずきんちゃん(2)

    〜おばあさんのうち〜

    ゆっちオオカミ
    『こ、こんにちはー・・・・・・・』

    ゆっちが恐る恐るドアをノックすると

    たっちゃん
    『かずちゃーん♪いらっしゃい!!』

    だれかが勢いよく飛び出してきて
    いきなりゆっちのほっぺにチュウをしてきました。

    たっちゃん
    『あれ?かずちゃん、ずいぶん毛深くなった・・・・・・・って・・・・・・・お前だれ!!!』


    びっくりしてゆっちから離れたその人は、おばあさんとは思えないくらい、かわいくて綺麗な人でした。

    和也のおばあさんのたっちゃんです。

    ゆっち
    『あ、あの和也さんのおばあさんでいらっしゃいますか・・・・・・』

    ゆっちは、ほっぺにチュウなんて生まれて初めてだったので、ドキドキで顔が真っ赤になりました。

    たっちゃん
    『おばあさんかどうか聞きたいの?かずちゃんを迎える準備の手伝いしてくれたら答えてあげてもいいけど』

    たっちゃんは、いきなり理不尽なことを言い出しました。


    いや、どう考えても状況的におばあさんだろ、とゆっちは思いましたが
    間違いとはいえ、チュウをしてもらったので、なんとなく断り切れませんでした。

    ゆっち
    『手伝います・・・・・・』

    たっちゃん
    『やったあ!じゃあ、まずは森に行って水をくんで、イチゴとハチミツ取ってきて。あと、花も摘んで来てよ。カワイイ花じゃないと許さないからね』

    ゆっちは、桶とカゴを渡されました。

    人使いが荒いな・・・・・・・と、ゆっちは思いましたが、
    成り行き上、しょうがなく森へ行きました。

    たっちゃん
    『いい手伝いが来てよかったー!じゃあかずちゃんが来るまで裏のハンモックでお昼寝でもしてよーっと♪』

    たっちゃんは裏庭のハンモックでお昼寝をして和也を待つことにしました。


    その頃、和也は赤いずきんをひらひらさせながら、聖オオカミにバイバイをして、おばあさんのうちに向かっていました。

    和也
    『たっちゃん、待ってるだろうなー。遅くなっちゃった』

    おばあさんのうちのドアを開けると誰もいません。

    和也
    『あれ?たっちゃんいないのかな?』

    和也はうちの中をきょろきょろしましたが、たっちゃんはいません。

    和也
    『ホットケーキ三枚も食べたから、眠くなっちゃった。ちょっと寝ながらたっちゃんを待とう』

    和也はずきんを脱いで、ベッドに入ると、すーすー寝息をたてて寝はじめました。


    しばらくすると、ゆっちが帰ってきました。

    手にいっぱい荷物を抱えて、へとへとです。

    ゆっちはオオカミのわりに生真面目で、頼まれた仕事はきちんとするタイプでした。

    荷物を置くと、ゆっちはベッドからのぞく茶色い髪の毛をみました。

    おばあさん、寝てるのかな。

    これはもしかしてオオカミ的にはチャンスかもしれない。

    ゆっちはベッドに近づくと、ふとんをそっと開けました。


    そこにいたのは、白くてキラキラでアヒル口の和也でした。


    赤ずきんは脱いでいて、胸元と腰あたりのシャツがはだけています。

    ジーンズのボタンも開いています。


    白くツルツルなボディがキラキラと光り、薄く開いた唇が色気を醸し出していました。

    あまりの色気に、ゆっちは固まりました。

    今までにないくらい胸がドキドキしました。


    和也の小さなお手々が見えました。

    人差し指だけがかわいく、ぴんと立っています。


    ゆっちは勇気をだしてそっと手を伸ばすと、和也の手に自分の指を近づけてみました。

    和也は眠りながらも
    ゆっちの指をきゅうっと握りました。


    ゆっちは和也を見ていると、胸が苦しくなりました。


    ゆっちには家族がいませんでした。

    物心ついたときから、聖とふたりでオオカミ家業をしながら暮らしています。

    友達がほしいな、と思ったこともありましたが、オオカミは他の動物たちから嫌われていました。

    森のなかで、聖とゆっちはふたりぼっちでした。


    家族なんていらないよなと、聖とふたり強がっていましたが、

    仲のいいクマの家族を見ると、羨ましくてたまりませんでした。

    聖も同じで、うさぎの親子を寂しそうにいつも見ているのをゆっちは知っていました。


    ゆっちはそっと震える手を伸ばすと、和也の髪をよしよしするように優しく撫でました。

    こんな風にだれかにふれるのは初めてでした。

    和也はくすぐったそうに身をよじると、ふふふと笑いました。
    寝言のようです。

    カワイイ・・・・・・・

    ゆっちは、自分の心に生まれたあったかいものがなんなのかわかりませんでした。

    その気持ちは
    あったかくて、甘いのに
    なぜだか、ゆっちを切なくも悲しくもするのです。

    さっき、おばあさん、和也のほっぺにチュウしようとしてたな・・・・・・

    家族って、ほっぺにチュウとかするのかな・・・・・・・

    ゆっちは、周りをきょろきょろして誰もいないことを確認しました。

    和也もすやすや寝てます。

    ゆっちはドキドキしながら
    和也のほっぺに近づきました。

    チュウされるのも初めてでしたが、チュウするのも初めてです。

    ゆっちはそっと、和也のほっぺにチュウをしました。

    ほっぺのあたたかさが伝わってきました。

    ミルクみたいなバニラみたいな甘いいいにおいがします。

    家族みたいに見えるかな・・・・・・
    そう思うだけで、ゆっちは嬉しさが込み上げるのを感じました。


    でも・・・・・・・・・
    和也だって、オオカミにチュウされるなんて絶対に嫌がるに違いない。


    今まで、友達になろうとして
    怖がられたり嫌がられたりしたときのことを思い出しました。


    嫌がる和也が頭に浮かびました。

    ゆっちは胸が張り裂けそうなほど悲しくなりました。


    そのとき、和也がゆっくりと目を開けました。

    ゆっちはびっくりして、急いで和也から離れました。


    和也はゆっちの顔を見ています。


    さっきの嫌がる顔が頭に浮かんで、ゆっちは逃げ出したくなるくらい、怖くなりました。


    ゆっちを見つめたまま、和也がそっと口を開きました。



    『オオカミさん、どうして、泣いてるの・・・・?』



    自分でも気がつかないうちに、ゆっちの目からは涙がこぼれていました。


    第三話へと続く。


    【挿絵 目を覚ましたときの和也】




    続きは拍手コメレスです!
    続きを読む >>

    KAT-TUN童話 小悪魔な赤ずきんちゃん(1)

    • 2011.06.09 Thursday
    • 13:48
    【前書き】

    もうすでに覚えていらっしゃる方も少ないかと思うほど、かなり前に・・・・・・

    ブログ内のロクーンズシアターというカテゴリーでじんかめリスと中丸くんというお話を書いていたつっく。


    長すぎる沈黙を経て(笑)
    ロクーンズシアターをリニューアルしてKAT-TUN'Sシアターとして復活させることにしました。

    じんかめリスではないですが、
    つっく妄想劇場リニューアル第一弾は
    妄想から始まるKAT-TUN童話シリーズ

    第一回目は赤ずきんちゃんです(´∀`*)


    完全妄想話なので(笑)
    パスワードを付けようかとも思ったのですが
    ちょっとめんどくさいので(´∀`*)笑
    パスワードなしにします。

    完全なつっくの妄想と趣味のお話なので、苦手な方はご遠慮ください。


    久しぶりすぎてドキドキしてるので、もしよければ感想などお待ちしています(´∀`*)ドキドキ・・・・・・



    〜KAT-TUN童話シリーズ〜

    【小悪魔な赤ずきんちゃん(1)】


    昔、昔あるところにカワイイ赤ずきんちゃんがいました。

    名前は、和也と言いました。

    白いお肌にキラキラの切れ長お目目、アヒル口の桜色のくちびるを持った、それはそれはカワイイ子でした。


    じゅんのお母さん
    『和也、おばあさんのところにお使いに行ってきておくれ』

    和也
    『いーけど、またこの赤いヒラヒラしたの着るのー?オレ、男の子なのにぃ』

    和也は不服そうにくちびるをアヒル口にとがらせます。


    じゅんの
    『いいの!和也はそれがいちばん似合うんだから♪』


    和也は不満そうでしたが、じゅんのお母さんは無理矢理赤ずきんを被せると、和也を送り出しました。
    (グッジョブ!じゅんの!)


    しばらく森のなかを行くと

    『ねえねえ、かーのじょ!どこ行くの?』


    和也が声のする方向を見ると、オオカミのゆっちと聖がいました。


    ゆっちオオカミが勇気を振り絞って声をかけたのです。


    和也
    『おばあさんのところにお見舞いに行くんだよ♪』

    和也はにっこり笑って言いました。


    聖オオカミは思いました。

    マジカワイイ!!!
    にっこり笑った顔とかマジ天使だし!!


    ゆっちオオカミは勇気をさらに振り絞って言いました。

    ゆっちオオカミ
    『お茶しなーい?』


    デレデレした言い方だったので、和也は警戒しました。


    和也
    『・・・・・・・・・何茶?』

    ゆっち
    『ま、抹茶!!!』

    和也
    『抹茶・・・・・・・?いらない・・・・・・』

    和也はぷいっとして、また歩きだそうとしました。

    さすがツンデレ和也です。


    聖オオカミ
    『ちょ、なにが抹茶だよ!!お前、引っ込んでろ!コーヒー!コーヒー飲んでかねえ!?』

    和也
    『えー、でもおばあさんのとこに行かなきゃ・・・・・・』

    和也は首を傾げて、上目遣いで聖オオカミを見つめました。

    もちろん、口はアヒルさんです。

    和也は無意識ですが、ゆっちと聖は胸がきゅーんっとしました。


    聖オオカミはさらに思いました。

    やべえ!
    オオカミのこのオレが食べるのもったいねえくらいにカワイイ!!


    聖オオカミ
    『おいしいミルクと砂糖入りのコーヒーあるよ!しかも、ホットケーキ付き!』

    聖オオカミは完全に和也の好みをリサーチ済みでした。


    それに気づかない和也は

    和也
    『マジで!?オレ、ホットケーキ好きなんだー!わーい!』

    と、大喜び。


    いつも以上に目をキラキラさせて、ワクワクしながら用意された森のなかの食卓に座ります。


    和也はさっそくホットケーキを頬張りました。

    和也
    『小鳥さんの声を聞きながら、ホットケーキ食べるのって、マジ幸せー♪』


    『おかわりいっぱいあるよ♪』


    和也はほっぺにメイプルシロップを付けながら、幸せそうな顔でホットケーキを食べています。


    聖オオカミは、ほっぺに付いたメイプルシロップごと和也を食べてしまいたい衝動に駆られましたが、どうにか堪えました。


    そしてゆっちオオカミに言いました。

    聖オオカミ
    『お前、先におばあさんのうちに行って、待ち伏せしてろ!』

    ゆっちオオカミ
    『は!?オレ!?無理、無理、無理!オレそんな役無理だって!だいたい聖はそういうの得意だけどさー、オレはそういうの苦手だって知ってんじゃん?それなのにさ・・・・・』

    聖オオカミ
    『話なげえ!(笑)いいから早く!』


    ゆっちオオカミの話が長いせいで
    和也が気がついてしまいました。

    和也
    『なに、こそこそしてんの?』

    内緒話をされて和也はちょっと不満げです。



    『いや!なんでもない!!中丸がバターも取ってこようかなって!!な!(早くいけ!)』

    聖オオカミは、ゆっちオオカミを急かしました。


    ゆっちオオカミはしょうがなく、おばあさんのうちに先回りすることにしました。

    ゆっちオオカミ
    『オレ、無理だってー。。めんどくせー(泣)』


    ゆっちオオカミは、まだぶつぶつ言ってましたが、聖オオカミは無視しました。


    『やった!オレ、バターもだーいすき♪』

    和也は再び、ニコニコでホットケーキをまた頬張りはじめました。


    聖オオカミは和也のメイプルシロップ付きのカワイイほっぺを見ながら、舌なめずりをしました。

    マジうまそー♪

    中丸、ファイト!


    カワイイ和也赤ずきんの運命はいかに!?

    そして小悪魔な赤ずきんちゃんに立ち向かうことになった気弱なゆっちオオカミの運命やいかに!?


    第二話へと続く。




    聖オオカミにはつっくが乗り移っちゃいました(´∀`*)笑


    続きは拍手コメレスです。

    続きを読む >>

    じんかめリスと中丸くん お化け旅館編 (完結編)

    • 2010.03.04 Thursday
    • 12:44
    JUGEMテーマ:ジャニーズ

    今回はかめリス視点です。

    かめリス『』
    じんリス・・・「」
    中丸・・・《》
    赤い着物のリスの女の子(モモちゃん)・・・()
    たっちゃん・・・【】
    じゅんのリス・・・<>
    聖リス・・・[]
    ミミちゃん ・・・−−


    【じんかめリスと中丸くん お化け旅館編 (完結編)】
     
    じん・・・・・なんで目を覚まさないの・・・・?
    オレはじんにしがみついて泣く・・・

    「うう・・・・・ううっく・・・・」
    じん・・・・
    やだよ・・・・・・

    目、覚ましてよ・・・・
    まだ温泉一緒に入ってないよ・・・・
    マツタケだって食べてないよ・・・

    ねえ・・・目、覚まして・・・・・

    じんも悲しそうな顔で涙を流している。
    オレはじんのほっぺの毛をぬらす涙をぬぐう。
     
    そのとき・・・・・・・
    【う、うそ!マ、マジで!?】
    たっちゃんの驚く声が聞こえた。

    <う、上ぴー、いつから
    マジで霊能者になったの・・・?>

    田口の声がしてオレは振り向く。


    (ミミ・・・・・・・)

    そこには・・・・・


    写真で見たままのミミちゃんと
    旅館で一番先に会った白い着物を着た百合子さんがいた。


    《か、かかか、かめ・・・!!》
    中丸が腰を抜かしてオレに抱きついてきた。


    オレは不思議とびっくりしなかった。

    よく考えてみたら、
    じんがモモちゃんに連れて行かれたとき
    オレの体が動かなくなったことや
    いたはずの百合子さんがいなくなったこと・・・

    ミミちゃんと百合子さんは
    ずっとここにいたんだ・・・・・


    『ミミちゃん・・・はじめまして。
    オレ、かめっていうんだ。」

    オレがミミちゃんに話しかけると
    ミミちゃんはオレのほうを向いた。

    ―知ってるよ・・・・かめちゃんでしょ?―

    ミミちゃんの声は不思議と、
    どこか遠くから聞こえる。


    『知ってる・・・?』

    ―ミミ、赤ちゃんのころのかめちゃんに会ったことあるよ?―


    え・・・?


    ―じんくん、かめちゃんとばっかりいつも一緒でミミいつもうらやましかった―
     

    モモちゃんはミミちゃんのそばで泣いている。


    (ミミ、ごめんね・・ごめんね・・・・)

    モモちゃんの声がとても悲しそうで苦しそうで・・・・

    いままでモモちゃんが背負ってきた罪の意識の重さを思うと胸が痛くなった。


    ―おねえちゃん・・・おねえちゃんのせいじゃないよ・・・―

    ミミちゃんはモモちゃんを抱きしめるようにしゃがみこむ。


    ―おねえちゃんの言うとおり、寂しくて、
     おねえちゃんとじんくんに来てほしいって思ったこともあった・・・―

    ミミちゃんは静かに語る。


    ―でも、かめちゃんが教えてくれたから・・・・―

    ミミちゃんはオレのほうを振り向く。
    その顔はとても優しい落ち着いた顔をしていた。

    ―思い出したの・・・
     ミミ、おねえちゃんとじんくんの笑顔が
     一番好きだったんだって・・・・・―

    ミミちゃんは優しく微笑んでいた。
    そしてその頬には涙が・・・・・・

    (ミミ・・・・・・)
    モモちゃんはミミちゃんを見上げる。


    (ミミ、私、笑ってもいいの?
     笑って生きてもいいの・・?)

    モモちゃんの目からはとめどなく涙があふれて・・・・

    (私、ミミを死なせてしまったから
     もう笑っちゃいけないんだと思った。
     もう笑顔で生きちゃいけないんだって・・・・)


    ―おねえちゃん・・・
     私、おねえちゃんの笑顔だーい好き!―


    ミミちゃんがにっこりと笑った。

    モモちゃんが驚いたようにミミちゃんを見上げる。
     

    ―だから、笑って。笑って生きて・・・おねえちゃん―

    モモちゃんはミミちゃんに抱きつくようにして泣いていた。

    ミミちゃんも泣いていた。


    ―ねえ、かめちゃん・・・・・
     私がじんくんをつれてきてあげる。
     もう、大丈夫よ・・・―


    ミミちゃんは百合子さんにだっこされたまま
    すうっと消えていなくなった。

     
    『ミミちゃん・・・・・』
     

    そのとき、オレの手をにぎっていたじんの手がぴくっと動いた。


    オレは驚いて振り向く。
     


    じんはむっくりと起き上がると

    突然、ジャンプしてなにかに飛び込む動作をしている。
     

    飛び込もうとして、
    じんは足をはげしく床にぶつけた。


    「い、いって!!!!!」
     

    オレたちは全員、呆然とじんを見つめる。
     

    じんはしばらく足をさすったり、
    ふーふーしたりしていたが、
    ふと、顔をあげた。



    「え・・・・?」
     


    しーん・・・・・・・・・・
     

     

    《お、お前・・・・なにやってんの・・?》
     
    中丸がつぶやく。
     


    「え・・・?あ、あれ?」
     
    じんも呆然としている。
     

    『じん・・・・!!!』

    オレはじんに抱きつく。


    「か、かめ!オレ、穴から飛び込もうとして、
     で、何回入ってもだめで!
     で、何回もチャレンジしてて・・・・
     で、なんかわかんないけど、今ここに・・・」


    『うん、うん・・・・・』
    オレは泣けてきて言葉にならない。


    『うううーー・・・・じん・・・・・・じーん・・・・』

    久しぶりに子供のように泣いた。
    大泣きした。


    「かめ・・・・・」
    じんもオレをきゅうっと抱きしめて泣いた。
     
     

    ―次の日―

    《いやー、なんかわかんねえけど、
     じんの足の傷もすっかり治ってたし、
     よかったなあ〜♪》

    中丸が上機嫌でそう言う。


    【オレ、すごくね!?
     霊能力の才能があったなんてー♪】

    [上ぴー、すごいよ!!!]

    《絶対、お前のおかげじゃないような気がする》
    中丸が冷静につっこむ。


    【オレ、ごほうびはステーキがいいー♪】

    《聞いてねえし・・・・》


    「オレ、焼肉ね!ハラミ!」
    じんが手をあげる。

    『はい!オレ、タン塩!』
    オレも手をあげる。

    [オレもかめと同じタン塩ー♪]
    聖がオレに抱きつく。


    <オレ、きりたんぽ鍋食べたいなー♪>

    しーん・・・・・・・・・
     

    「あ!そうだ!こーき!
    お前、かめのしっぽさわっただろ!!」

    [だって、かめがさわって♪って・・・♪]

    「は!?そんなこと言ったの!?かめ!?」

    『言ってねーよ!!』

    《ああー!うるさい!!!
     焼肉もきりたんぽもなし!!
     帰って、ゆっくりするぞ!!》


    『えー!!!』

    「カルビー!」

    【ステーキ食べないと元気が出ないよー!】

    [かめー♪アーンしてね♪]

    「聖、てめ!」

    <豚汁もいいなー♪>


    《・・・・・・・・》
     

    聖は抱きついたまま、
    オレをつれて走る。

    じんが慌てて追いかけてきた。


    そして、じんが
    つるっとすべって雪に埋もれる。

    オレはじんを助け出して
    雪をほろってあげる。

    されるがままになって
    突っ立ってるじんがかわいくて
    オレは幸せいっぱいで
    笑顔でじんを見上げた。
     

    《完》





    ようやくお化け旅館編、終わりました(笑)
    今度から、一話を短くしてもっと頻繁にアップできるようにします♪

    感想や次回作のリクエストなどあれば、
    お待ちしています・・・・♪



    じんかめリスと中丸くん かめリスのバースデー(短編)

    • 2010.02.24 Wednesday
    • 06:22
    JUGEMテーマ:ジャニーズ



    かめリスお誕生日の特別編、短編です。
    アップが一日遅くなっちゃいましたが・・・・・
    かめリス、お誕生日おめでとう♪


    『』 ・・・かめリス
    「」 ・・・じんリス
    《》 ・・・中丸
    () ・・・たっちゃん
    <> ・・・ 聖リス
    【】 ・・・じゅんのリス


    【じんかめリスと中丸くん かめリスのバースデー(短編)】


    ☆じんリス視点

    『じーん♪今日なにしてあそぶー?公園行こうよ♪』

    朝ごはんを食べ終えたかめに、
    そう話しかけられてオレは焦った。

    「あ?・・・・あー・・今日はだめなんだー、
     かめ、一人で行ってくれば?」

    かめはオレの意外な言葉にちょっと無言でオレを見つめる。

    やべ・・・焦ってなんかちょっと誤解される言い方になっちゃった・・・(汗)

    『だめってなんか予定でもあんの・・・?』

    「いやー、あ、そうじゃなくて、その・・・・
     あ!そうだ!ちょっとPに呼ばれてるからさ!」

    『あそ・・・・んじゃ、出かけてくるわ・・』

    かめはぷいっと後ろを向いて窓のところに行く。

    窓を開けてくれようとしている中丸に
    『中丸は?一緒行く?』
    と声をかけているかめ。

    《あ、あー・・オレ、今日大学の用事があってさ・・・
     気をつけて行ってこいよ!な!》

    中丸もかなりのしどろもどろで答えてる。

    『・・・・わかった』

    かめは窓から屋根に飛び出していった。

    かめの後姿が寂しそうで
    オレはつい、追いかけたくなる気持ちを抑える。

    だって・・・・・・

    だって、今日はかめの誕生日!

    サプライズでお祝いしてやるんだー♪

    だから、ここは我慢、我慢・・・・


    オレは今日の予定表を取り出して、
    さくさく準備を進める。

    かめのことになると準備が早いオレ・・・(笑)


    「中丸、クルミと栗買ってきてくれた?
     クルミと栗のケーキ作るんだから♪
     あ、あと、乾杯はクルミルクでするから、準備よろしくね。
     せっかくの誕生日だから、ちょっと飲んでもいいかな♪
     ラムクルミルクもいいなー♪ラムも買ってきて!」

    《クルミも栗も用意したよ。
    じゃ、ラムはたっちゃんに頼んどく》
     
    「うん♪」

    ほろ酔いのかめってかわいんだよなー♪
    ラムクルミルクで決まりだな!

    あ、あとは・・・・

    「イカのすしも握るぞー!イカのミミ用意してね!」

    《イカの〔ヒレ〕だろ!(笑)》

    さ、あとは・・・・

    《おい、無視すんな(笑)》


    かめのために、オレ今、実は
    ハラマキ編んでるんだよねー♪
    ススキで作った手作りのハラマキ、
    前にオレ、かめからもらったじゃん?♪

    どんぐりマーク入りのやつ♪

    それとおそろいのを作ろうと思って
    かなり、がんばってるんだー♪
    かめが起きてる間は作れないからさ!
    夜中眠いのを我慢して起きたりして・・・

    それがもうちょっとで完成ってわけー♪

    でも、こうやって作ってみると
    かめが一生懸命作ってくれたのが実感としてわかって
    余計にこのハラマキが愛しく思える。
    オレは自分のおなかのハラマキをなでなでする。

    そして作りかけのハラマキを出して
    喜ぶかめの顔を想像する。

    あー、かめ、サプライズ喜んでくれるかなー?♪♪


    このときのオレは、この日何が起こるかも知らずに

    まだ幸せいっぱいだった。



    ☆かめリス視点

    なんだよ・・・・じん・・・・

    急にひとりでピーの家に遊びに行くとか・・・

    公園でどんぐりいっぱい落ちてるところ見つけたから
    見せてやろうと思ってたのに・・・・


    オレは一人でとぼとぼ、公園にたどり着く。


    はあ〜〜ひとりで来てもおもしろくねえけど、
    あの場で、じゃあ行かないっていうのも微妙だし・・

    オレがなにをして遊ぼうかと公園の中を見回すと
    見覚えのある姿を見かけた。


    あ、あれ・・・?


    『こーき!どうしたの!?帰ってきたの?』

    オレはライダース姿の聖の後ろ姿に近づく。

    <かめ!今からお前んち行くとこだったんだ!
     ちょうどよかった!>

    『オレのうち・・?どうしたの?』

    <今日、お前の誕生日じゃん!(笑)忘れたの?(笑)
     それでオレ、帰ってきたんだよ♪>

    『あ!!!!そうだ!それで帰ってきてくれたの!?
     ありがとーー!聖!』

    ってことは・・・・・

    じんはオレの誕生日忘れてたってことか・・・・

    忘れてピーのうちに遊びに行っちゃうなんて・・・

    いいけどさ・・別に・・・・


    <どうしたの?かめ・・?>
    聖が心配そうにオレの顔を覗き込む。

    『う、ううん!嬉しいよ♪』

    <よかったー!あのね!
     オレ、今日お祝いのプラン立ててるの!
     かめ、今日なんか用事ある!?>

    『ううん。何もないよ』

    どうせ、あいつら、忘れてるし・・・・


    <ほんと!?じゃあ、田口のうちにいこ!
     オレ、用意してるからさ!>

    『うん!ありがとー!♪』

    オレは聖のバイクの後ろに乗って
    田口のうちに向かう。

    【いらっしゃい、かめ♪】
    田口が笑顔で出迎えてくれる。

    庭に案内された。

    うわーー!!!!!

    『す、すっげえ!!!!これ、聖と田口が用意してくれたの!?』

    庭はいろんな飾り付けがしてあって、
    クルミで大きく「かめ、たんじょうびおめでとう」
    の文字まで飾り付けしてくれてる!

    そして真ん中にはでっかいケーキ!!!


    『すっげえ嬉しい!!!ありがと!こーき!ありがと!田口!』

    <よかったー!喜んでくれて!!!!
    実はおとといから帰ってきててさ!
    ずっと準備してたんだ!>

    【ガーデンパーティだよ♪】

    オレはほんとに嬉しくてテンションがあがる。

    <それと、これ!プレゼント!>

    『え!いいの!?ありがと・・・!!!』

    こーきからの包みを開けると・・・

    あったかそうなマフラー・・・・

    『ありがと・・・こーき・・・』

    オレはそう言って、マフラーを巻いてみせる。

    <似合うよ!かめ!>

    聖がそう言った、そのとき

    (あれ!?かめ!?)

    たっちゃんの声がした。

    声のする方向を見ると、庭の外の道路から
    たっちゃんが顔を出している。


    (な、なにしてんの!?こんなとこで!?)

    たっちゃんはなぜか驚いてる。

    『誕生日のお祝いしてもらってるんだー♪
     あ、たっちゃんも混ざる?』

    (や・・・オレ、ちょっと用事が・・・)
    たっちゃんはしどろもどろで答える。

    『そう・・・・・』

    なんだよ、みんなして・・・・・・


    (か、かめ、今日は何時に家に帰る・・?)

    『え?』

    どうしようかな・・・・・

    『今日はもしかして泊まっていくかも・・・』

    帰っても誕生日忘れられてるの、悲しいし・・・・


    (え!?そ、そうなの!?わかった・・)

    たっちゃんはそそくさ帰ってしまった。

    どうしたんだろ・・・・・
    なんかみんなしてオレのこと避けてるみたい・・・

    ひどくね・・・?

    オレは悲しくなる。

    <かめ!泊まっていくの!?やったー!
    今日はね、いっぱい楽しい企画も用意してるんだよー!>

    聖の呼ぶ声にオレは、はっと我に帰って笑顔に戻った。




    ☆じんリス視点

    よし!ハラマキも編み終わったし!

    《オイ(笑)今からパーティ用の帽子かぶんなくてもよくね?(笑)》

    「なーに言ってんだよ!こういうのは、雰囲気が肝心なんだよ!
    お前もちゃんとかぶれよ?ヅラ取れないように気をつけて!」

    《ヅラじゃねえし・・・(笑)》

    オレはパーティグッズのきらきらの帽子をすでにかぶって準備してる。
    取れないように、あご紐までちゃんと結んでるしー♪


    「ケーキのかざりつけもかんせーい!見て見て♪」
    オレは自慢げに中丸に見せる。

    《これ、かめの顔・・?(笑)>

    「そう♪」

    かめの顔をがんばって真ん中に書いた!
    その下に「Happy Birthday! kame」の文字もね♪

    「そしてこれ!イカのミミのおすし!」

    オレ特製♪

    《なんかおにぎりみてえ(笑)でも、愛情は伝わるよ(笑)》

    「かめ喜ぶかなー♪」

    《聞いてねえし(笑)》

    「ふふふーん♪」

    あとは、部屋の飾りつけだー!
    折り紙でわっかのチェーン作ったり、

    画用紙で「かめ おめでとう」の文字も作ったんだー♪


    《ずいぶん、機嫌いいな(笑)》

    だって、一年に一度のかめの誕生日だよ!?
    気合入るに決まってんじゃん♪


    そこに、たっちゃんが慌てて入ってきた。

    《ど、どーしたんだよ(笑)そんな慌てて(笑)》

    「あ、ラム買ってきてくれた?」


    (ちょ、そんなことどーでもいいから!!!
     どういうこと!?かめ、田口のうちで誕生日パーティしてたよ!?)


    ・・・・・え?


    (しかも、今日泊まるって言ってたよ!?)


    え・・・・・?


    どういう・・・・こと・・・?


    「え・・・?」

    オレはびっくりして固まる。


    《マジ・・・!?なんで!?》

    (いや・・・わかんないけど・・・・)


    オレの手から飾りつけのために作った折り紙のわっかが落ちる・・・


    なんで・・・・?

    かめ・・・・・・


    いてもたってもいられなくなって
    オレは窓から飛び出して田口のうちに向かった。

    《ちょ、じん!!!!》
    中丸の声がしたけど、無視して夢中で走った。


    なんで!?

    かめ・・・・・

    ねえ、なんで・・・・?

    夢中で走って、田口の家にたどり着いた。


    笑い声が聞こえる・・・・

    かずの声だ・・・・・・


    オレはそーっと庭をのぞく。


    かずが・・・・聖と楽しそうにリス用のビールを飲んでいる・・・

    ちょっとほろ酔いで、めちゃくちゃ楽しそうに笑ってる・・・


    あのマフラー・・・
    もしかして聖からのプレゼント・・?
    ケーキも3段ですごい大きい・・・・
    料理もすごい豪華でいっぱいあって・・・・・・
    飾りつけだって・・プロがやったみたいにすごくて・・・・


    オレのは・・・・・
    プレゼントはオレが作ったぼさぼさのハラマキ・・・・

    それに・・・・
    ケーキも、下手なかめの絵を描いた手作りのすごいちっちゃいやつだし・・・・
    料理もおにぎりみたいなイカのすし・・・・

    飾りつけだって、オレが作った折り紙の飾りつけとは比較にならないくらい田口の家の飾りつけはすごいきれいで・・・・


    なんだか、自分の用意したすべてが
    田口のうちのものより、みすぼらしい気がして
    すごくみじめな気持ちになった。


    悲しかった。


    そこで楽しそうに笑ってるかずを見て、
    悲しくて仕方なくて・・・


    《じん!!!!》

    後ろから追いかけてきた中丸の声に振り返る。


    そのとき

    『じん!?』

    かずがオレに気がついた。


    オレは慌てて塀をおりて、駆け出した。

    涙が止まらなくて・・・・・・


    気がついたら公園にたどり着いていた。

    噴水に映る自分を見て、
    まだパーティ用の帽子をかぶっていたことに
    気がついた。

    むなしい気分で帽子を脱ぐ。


    「うう・・・・っく・・・う・・・」

    オレはひざを抱えて、顔をひざにつけて泣いた。

    ものすごく悲しくて・・・・・・


    かず・・・・・


    「ううう・・・・・・っく・・・・」


    涙が止まらないよ・・・・・



    ☆かめリス視点

    じん・・・・!!!!

    じんを追いかけて塀を飛び越えると

    誰かにぶつかった。


    《ぶ!!!なんだ!?》

    ぶつかった相手は中丸だった。

    『中丸!?じんは!?』
    オレはあわてて、中丸にしがみついて聞く。


    《走って行っちゃったよ・・・》
    中丸は途方にくれてる。

    『じん、どうしたの!?
    あいつ、今日ピーのうちに行くんじゃなかったの!?』

    中丸とたっちゃんが目を合わせて、うなづいている。

    《あのさ・・・かめ・・・・・
    これは言っていいか迷うんだけど・・・・
    でも、もうこうなったら言うね》

    なに・・・・?

    《あのさ、じんなんだけど・・・・
    今日かめのバースデーのサプライズパーティ準備してたんだ・・・・》


    ・・・・・・・え!?

    《それで・・・・何週間も前からずっと徐々に準備してて、
    今日も最後の準備するからって張り切って
    それで公園行けないとか言ってたんだ・・・》


    じん・・・・・!!!!


    それなのに・・・・・

    オレ・・・・・


    《オイ!かめ!!!!》

    走り出そうとするオレを中丸がとめる。

    『なに!?とめないでよ!!!!』

    オレは中丸を振り返る。

    (そ、そうじゃなくて!!!
    あいつのことはオレたちが迎えにいくから、
    かめ、サプライズにびっくりしたふりしてよ!)

    たっちゃんが慌ててそう言う。

    『え?』

    《あいつ、ほんとにずーっと前から
    かめが驚いて喜ぶ顔を想像しながら
    楽しみにして準備してたんだ・・・
    だから、かめ、驚いてあげて・・・!》

    中丸が必死にそう訴える。

    『中丸・・・・・たっちゃん・・・
    わかった・・・・・』

    オレは真剣な顔の中丸の様子に力強くうなづいた。


    『こーき・・・・田口・・・』
    オレは聖と田口を振り返る。

    <かめ、行ってやれよ!>
    聖はニコニコして言ってくれた。

    『こーき・・・・田口・・・・
    オレ、ほんとに嬉しかったよ!
    ほんとにほんとに嬉しかった!
    ありがとう!!!!』

    <わかってるって!泣けてくるからやめてよ(笑)>

    『こーき!ありがとう!』

    【かめ!赤西君待ってるよ!行ってあげて!】

    『田口・・・ありがと!オレ、行ってくる!』

    オレは家に向かって駆け出した。



    ☆じんリス視点

    「ううっく・・・・・う・・・・・」

    まだ涙が止まらなくて、オレはしゃっくり状態になってきた。

    「ひっく!う・・・・うう・・・」

    上を向いて必死に涙をこらえようとするけど
    さっきのかずの楽しそうな様子が目に焼きついて
    苦しくて悲しくて涙が止まらない・・・・・


    《じん・・・!!!》
    (じん!!!)

    中丸とたっちゃんの声がして、振り向いた。


    中丸がオレを抱きしめる。

    《じん・・・・大丈夫だよ、一緒に帰ろう》

    中丸がオレの背中をなでなでする。

    (かめも帰ってくるよ、きっと・・・)
    たっちゃんの言葉にオレは大きく首を横に振る。

    「か、帰ってこないよ・・・
    それに、オレが準備したのより、
    田口と聖が準備したもののほうが
    ずっとずっとよかったもん・・・
    だから、帰ってこなくていいんだよ・・・」

    (じん・・・・)
    たっちゃんがオレの頭をなでなでする。


    《じん・・・・とりあえず帰ろう?ね?》

    中丸はオレをぽっけに入れて家へ向かう。

    オレは家にたどり着くと、
    なるべく準備をしたものを見ないように
    ふとんに向かう。

    見ると悲しくなるから・・・・・


    そのとき

    『え・・・・・・!コレ・・・・・・』

    かずの声がしてオレは振り返る。

    かず・・・・!?
    帰ってきた・・・!?

    『これ・・・・どうしたの・・・!?』


    オレはまたふとんのほうに顔を向ける。

    田口のうちに比べたらみすぼらしくて
    とても見せられねえ・・!!

    ケーキもすしも早いところしまっとけばよかった・・・・!


    次のかずの言葉がこわくて目をぎゅっとつぶっていると・・・

    『・・・・・・すげえ!!!!!』
    かずの感激したような声がした。

    え・・・・?

    そして背中にあったかい感触があった・・・・

    『じん・・・・ありがと・・・・・・ありがとう・・・・』

    かずの声が震えてるのに気がついて
    オレはあわてて振り返った。


    かずはすごくやさしい顔をしていて・・・・

    その目からは涙がこぼれていた。


    「か、かず・・・?なんで泣いてるの・・・?」
    オレは戸惑ってそう聞く。

    『すっげえ、うれしい・・・』

    かずが優しい顔で笑ってる・・・


    「え・・・でも、こんなちっちゃいケーキで
    料理だって、イカのすしだし・・・・」


    『オレにとってはなによりもいちばん、うれしいよ・・・・
    だって、じんの思いがいーっぱいこもってるもん・・・』

    かずが泣きながらオレに抱きつく。


    え・・・・・・

    え・・・・!?

    えーーー!!!!


    かずが・・・・・!!!!!!!


    抱きついてきた・・・!?


    『じん。ありがとう!
    なによりも一番うれしい誕生日のプレゼントだよ!!!!』

    ほんとに・・・・?


    かずはケーキを見つけて笑顔になる。

    『このケーキ、じんが作ったの!?すげー!!!
    オレの顔だ!!!!』

    かずが笑ってる・・・・・


    『あ!イカのミミだー♪』

    かずがオレの作ったおすしを食べてる・・・・


    『この飾りつけ、かわいいー!
    じんが作ってくれたの!?
    マジでうれしい・・・!』

    かずが照れたように笑ってる・・・・・


    かず・・・・・・・

    かず・・・・・・・

    ほんとに喜んでくれるの・・・?

    オレ、うまくできなかったのに・・・・


    『じん・・・・・ほんとにほんとに
    ありがとう・・・・!!!!
    オレ、今、最高に幸せ・・・・』

    「ほんとに・・・・?」

    『ほんとだよ・・・・』


    かずが泣いてる・・・・・


    オレも泣けてきた・・・・・・・


    「ありがとう、かず・・・・」

    『ありがとう・・・・じん・・・・』


    かめは泣きながら笑ってた。

    オレらは、ふふ、って笑いあった。


    そして中丸とたっちゃんと4人で
    くるみと栗のケーキを食べた。

    かずは、オレの書いた似顔絵を見て笑ってる。

    オレ、すっごく幸せ・・・・・


    『じーん!生クリーム付いてるよ♪』

    かめがオレのほっぺを指でなぞって
    すくいとった生クリームをぺろっとなめた。


    「かめ・・・・・・」

    (じん・・・・顔、真っ赤・・(笑))
    たっちゃんが笑う。


    「う、うっせ!このヅラ!」

    《なんでオレ!?》


    4人で笑って、あったかい気持ちが広がる。


    かずの幸せそうな顔を見ながら
    オレは幸せな気持ちでケーキをほおばった。


    《うわ!!!辛え!!!》

    中丸がわさび大入りのおすしを食べて
    涙目になっているのを見て

    オレとかずは目を合わせて、手のひらを合わせた!


    『「ひっかかった〜♪」』

    《お前ら・・・・いい加減にしろ!》

    「ごめん!びっくりしてヅラずれた!?」

    《ヅラじゃねえ・・!》

    (中丸、涙目になってるし・・!(笑))

    《マジで大量!わさび!!!》

    『チューブ半分くらい足しちゃったからな、さっき』

    (うそ!?)

    《お前ら、マジふざけんな!(泣)明日からくるみやんねーからな!》


    『「えええーーーーー!!!!」』

    そう言いながら、
    オレとかずは目を合わせて笑う。

    かずのおなかにはオレの作ったハラマキ・・・・

    オレは心の底から幸せで、
    心から願った。


    神様・・・・・

    かずがずっと笑顔でいられますように・・・・


    かめ・・・・・・

    生まれてきてくれて、ありがとう

    ずっとオレの隣にいて、笑っていて






    《完》





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